ミャンマーで考えたことミャンマー大好き行ってきました

ミャンマーの不思議 2000/5/24


 久しぶりのヤンゴン便りを送ります。今は雨期の真っ只中。どうあがいても毎年半年近くはこの雨の日々が続く。雨は時に激しく降って木々も緑に汚れ切った街並みをもすっきりと洗い流してゆく。

<<ミャンマー人の歩き方>>
 ヤンゴン市内を歩いていると、街中でかならず日本人の誰かに似ている人を見かける。ミャンマー人、特にビルマ族シャン族等は日本人によく似ている。ところが、インド系の人となると、全く異なる民族のようだ。東南アジアの事をよく書いている下川氏の本にも、人種的にひとつの線をミャンマーとインドの間で引けるとある。

 中国系の金持ちはでっぷりと太っている人が多い。この暑い国では、金持ちは車で行動してほとんど歩かない人達である。太っている人のロンジー姿は全く美しくない。ミャンマー人の若者は、ほとんどが痩身でおしりの部分にだけ適度に肉が付いていて、それをクタクタになったロンジーでキュッとしめつけるように着ている。したがって、おしりの形の悪い日本人は大抵ロンジーが似合わない。日本女性が色あざやかなタメイ(女性用のロンジー布)を着ても、何か違和感があるのは決定的に歩き方が違うのだ。ミャンマー人は男も女もスタスタと外股で潔く歩く時の姿勢も非常に美しい。第一内股で歩くと、布地がまき付いてくるし、階段はロンジーを軽く手でつまみ上げないと登れない。私もロンジーを着て階段をスタスタと手を使わずに潔く登ってゆきたいのだが、これがなかなか難しい。

<<不思議な書き方>>
 ミャンマー文字は横書きのみである。その文字の書き方がやはり相当変わっている。実際、初めて見た時は驚いた。日本人が文章を横書きで書いていく場合、左から右へ身体に平行に書いていくが、同じ横書きでもミャンマー人は、まずノートを左に45-90度回転させて、横書きの文をお腹の方から外に向かって、つまり下から上へと文字を書いていく。日本人のように、ノートを横に広げ横に左から右に書かせようとしたら、ミャンマー人の友人は書けないと言った。日本に来たミャンマー人留学生が最初に苦労するのが、この平行横書きだそうだ。

<<手の使い方>>
 台所仕事でも、手の使い方が日本と逆の事がある。右利きの日本人の場合、例えば左手でじゃが芋を持って、右手に包丁を持っていると、右から左へと皮をむくのが普通だとすると、こちらの人は左手でじゃが芋をつかむと、手前から外に向かって包丁を動かして皮をむく。文字の書き方と同じだ。見ているとおっかないが、逆に日本人のやり方の方が彼等からしてみれば危なかしいと言う。
(話は変わるが、こちらのじゃが芋は煮るとすぐ形がくずれて、カレーを作って1時間程煮込むとほとんど形がなくなってしまう。)
それに、子供達が先生や大人に対して、挨拶や発言をする時の態度は、両腕を組んで両手は腋の下に隠す。これが尊敬を表わす態度なのだ。しかし、日本人から見ると特に若い女性がこのポーズをとると"なまいき""ふてぶてしい"ともとれるので、やはり日本に来たミャンマー人留学生が一番に変える態度らしい。
*カレー粉、ポン酢、麺類、しょう油、最近は日本の食材はヤンゴン市内でかなり手に入る。

<<ハゲがいない?>>
 ミャンマーは暑期には連日40度を越えたり、先程も述べたように長い年では半年もジトジトと雨期が続く苛酷な気候である。2年間ヤンゴン市に暮らして、友人の父親が禿げていて、そういえば初めて禿げの人を見つけて、あらためてハゲの少ない国民だと感心してしまった。気を付けてみていると白髪の人も少ない。いるとしたらデブ、ハゲ、白髪すべて中国系ミャンマー人のような気がする。この暑い国でミャンマー人はよほどすぐれた黒髪のDNAを受け継いでいるのだろう。うちの手伝いのビルマ族(国民の70%にあたる)のおっちゃんも47歳だが、フサフサと真黒い髪の毛で歯も白く虫歯はゼロというタフな親父だ。

<<「タ」が言えない!>>
 ミャンマー語を勉強しようと思っている人達へ。

 ヤンゴン外国語大学の同級生の1人が、以前ベトナム語を習ったそうだ。音調が6ッだか7ッだかあって、喉を使う音があり、あまりの難しさにすぐあきらめたそうだ。彼女はミャンマー在住2年目ですでにヤンゴン市内でミャンマー語が上手い日本人Best5に数えられている。タイ語も音調があり、私も4年間位遊び半分で習った事があるが、音痴気味の私にはちょっと無理だったようだ。

 ミャンマー語は音調と呼べる(音の高低はもちろんあるが)ものはないし、日本語と語順が同じなので、ゆっくり考えながら話す事ができる。優秀な人は、半年位でペラペラになる人もいる。(ウラヤマシイ)しかし、難題が全くない訳ではない。日本語にない発音もけっこうあるし、それは訓練と馴れで大部分はできるようになるのだが、聞くのも話すのも全く困難なのが「タ」である。日本語では「タ」は「タ」でありひとつしか無いが、ミャンマー語には7ツ位あって、よく使用する「タ」でも3つある。これがほとんどの日本人には全くお手上げなのだ。特に日々1番困るのが、千と万が日本語で書くと、同じタウンなのだ。2年間、ミャンマー人の家庭教師もつけてかなり練習したのだが、今だに全くできない。お金の話しをしているとき、これは非常に困った問題で、かならず英語で言い換えたり、紙に数字で書いたりして相手に理解してもらっている。因に私の発音だとすべて「万」の発音になるので、ミャンマー人の常で、何か新しい服や物を持っていると「ベラウレ?(いくら)」とかならず聞いて来る。3000チャットのつもりでも、私の発音だと3万チャットになるので「ウワーッ高い!」となるのである。逆にミャンマー人にむずかしい日本語の発音が「す」と「つ」の区別が難しいようだ。うちに居るビルマ族の居候も「日本のラーメンが・ツキです」とか「TVのドラマが明日にスズク」とかスズキ自動車をツヅキと書いたりする。同じ大学の韓国の留学生達は、ザジズゼゾが苦手で、ゼイ(市場)を「ジェイ」と発音する。そう言えば、日本で在日35年の焼肉屋のおばちゃんが、「ありがとうごジャいました。」と言ってたっけ。
*今期は韓国からの留学生が日本人を抜いて1番多い。

 

by 木村 健一

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