ミャンマーで考えたことミャンマー大好き行ってきました

新しい驚き   by  岩橋雅高

2005/9/20

今回 原稿を書いていただいたのは前回の平松先生同様、ヤンゴンにある日本人学校の岩橋先生です。木村は5.6年前から北オカラッパにある世界仏教寺院で、ボランティアの日本語教師として教えておりましたが、今回別のところからも教師を頼まれまして、2つは無理なので平松先生と岩橋先生が後を引き受けてくれました。岩橋先生は、まだ少年の面影がのこる若くてハンサムな先生ですが、3人のお子さんのパパさんだそうです。日本では忙しすぎる教員生活に、ヤンゴンに来て初めて家族そろって食事が出来ましたと話されていたのが、印象に残っております。ギターを使ったユニークな授業などを考えているそうです。
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「近い未来の君たちへ」
  「やあ、元気だったかい。」
  「元気ないね。何か、悩んでいるの?」
  「そうか。今、何をしたらいいかをね。」
  「でも、それはなかなか見つからないよ。簡単に見つかるも のなら、簡単に終わってしまうものだよ。」

「それより、今は、本当にやりたいことが見つかったときに、それができるだけの自分をつくっておくことが大切だよ。」
「それが今やるべきことじゃないかな。」
「えっ、そのために何をしたらいいかって?」

「う〜ん、難しいけど、まず、自分の心を大きくすること。それには自分の心をたくさん動かしてみることだよ。
そうして、今の自分にないものをたくさん知ることが大切じゃないかな。」「特に、驚くことを見つけるといいよ。なぜなら、今までの自分にないことじゃないと、驚くことはできないからね。」

「べつに難しいことじゃなくていいんだよ。」「ほら、自分の周りをよく見てごらん。驚くことがたくさんあるはずだよ。」

 これは、かつてわたしが教えた生徒達に送ったメッセージです。(今、読むとかなり恥ずかしいのですが…。)最近、ふと思い出しました。それは、ここミャンマーへ来て、まさにわたし自身がいつも驚いていられるからです。

 申し遅れました。わたしは、ヤンゴン日本人学校で国語を教えている岩橋といいます。ここへ来てまだ5ヶ月が過ぎただけのミャンマー初心者です。

 さて、ここでは、周りをよく見なくても、本当に驚くことがたくさんあります。まず、突然やってくる停電。予告がある停電は日本でも何度か経験しましたが、突然何度もやってくる停電には、驚きました。
授業中だろうが、風呂に入っていようが、おかまいなしにやってきます。はじめのうちは、いらいらしていましたが、何事もなかったかのように勉強を続ける生徒達を見て、「いらいらしてもどうしようもないこと」だと悟り、停電ごときではいらいらしない心の大きさを学びました。

 そして、カビ。初めての雨季を迎え、「日本の梅雨のようにずっと降っていることはないからいいや。」と軽く考えていたわたしは、カビの生命力に驚きました。その強さには、感動すら覚えます。タンスにしまってあったスーツ、教室の生徒の机、運動靴などなど、気づくと白くもやがかかったようになっています。そして、極めつけは、水性ペンのペン先にまで…。そんなところにカビが生えるはずがないと思っていたわたしは、真っ白のペン先だったので、新品だと思って、何度も振っていました。

 そのほかにも、アリの塊が天井から降ってきたり、コオロギの味を初めて知ったり、道が一瞬のうちに川になったり、驚くことばかりです。そのたびに、この中学生へのメッセージを思い出し、「これで心が大きくなったはずだ」と思うようにしています。

 しかし、いろいろな困難(今ではあまりそう思いませんが)にもかかわらず、わたしは、どんどんこの国を好きになってきています。それには、理由があります。

 日本語を習得しようと、真剣にわたしの話しを聞いてくれる僧院の生徒達。
  小さな子供を自分の子のように心配する電車の乗客。
  買いたいものを探していると、一緒になって見つかるまで探してくれる市場のおばさん。
  はにかみながら必ず手を振りかえしてくれる子どもたち。
  ミャンマー語の質問に、嫌な顔ひとつせず丁寧に教えてくれる友人。
  わたしのたどたどしいミャンマー語を必死に理解しようとしてくれる街の人々。
 
  こんなことがどんどん重なるたびに、どんどん好きになっていく自分を感じます。どれをとっても、人として人の中で生活していることを、本当に分かっているからこそできることだと思います。

 多くの困難を覆い尽くす「人の心」がここにはあると感じます。思うに、人が人と一緒にいることが当たり前だと思っている人たちだから、当たり前のように、人と一緒にいるときどうすればよいかを知っているのでしょう。住みやすい環境というのは、そこにあるものの量で決まるのではなく、そこにいる人の心によって決まるのですね。
  これからも、活動範囲を広げて、たくさん驚いて、わたしも心をどんどん大きくしていこうと思います。 

by 岩橋雅高
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